今年は、わたしが帰国して10年目の年です。
17歳で海外にでてから、時折戻ってくる期間もありましたが、30歳くらいまで海外に住んでました。
先日娘に「17歳でカナダに行くの、こわくなかったの?」と聞かれて驚きました。
こわくなかったからです。
日本を出て広い世界をみてみたい。と思っていたため、こわいという気持ちはありませんでした。
実際出てみると、言葉が通じないだけでなく、日本の普通が通じないカルチャーショックなどもあって、その大変さはありましたが、いつも素敵な出会いがあって、海外生活にこわい、という感覚はなく過ごせたのは恵まれていたのだと思います。
それに、異文化の人たちと出会えたことで、多様な価値観を受け入れることができるようになっていったことも、外国に住んでよかったと思えることの1つです。
19歳で香港の大学に進学し、ものすごく濃い大学生活を送ったのち、卒業間近で出会った元夫と、3か月ほどの短い付き合いで妊娠、結婚。
お互いをあまり知らないままの結婚生活は、お互いに大変なことでもありましたが、娘が本当に可愛く、彼の子どもを産めてよかったなぁと思います。
離婚した今でも、彼とはチームファミリーとして娘の成長を一緒に楽しんでいます。
10年になる東京暮らし(川崎や横浜に住んでた頃も含めて) の中で、日本に引っ越ししてきてよかったなぁと思うのは、東京では、素敵なご縁がたくさんあり、人と人とのあたたかい繋がりを感じ続けることができていることです。
東京みたいな大都会で、自分と似たような価値観で暮らす人たちと出会えてきたのは、わたしが自分の好きな世界観に忠実だったこともあるでしょう。
若い頃は実家に定期的に帰らないと充電できない、と思っていましたが、いつからか、自分がいる場所がホームになり、自分の空間や暮らしを楽しむことができるようになりました。それもあって、実家には四年くらい帰れてないのですが、不思議と寂しさなどはありません。
仕事が忙しくてなかなか長期的な休みがなかったから帰れてないのですが、家族が時々東京に出てきてくれるのと、一緒に旅行にいったりもできていたのも、長い間帰省しなくても大丈夫だった理由のひとつです。
今年は祖母が亡くなって12年で、夏に13回忌があるので、久しぶりに実家に帰ろうと思います。
姉が工房を始めてからは一度も帰ってないから、改築後の家に帰るのは不思議な感じもしますが、楽しみ。
10年。
あっという間に海外生活していたあの頃が遠い昔のようです。
またちょこちょこ海外に遊びにいけるように、したいなぁ。
料理の仕事で行けるようにもしたいなぁと、自分の中で目標にしています。
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