約4年ぶりに、祖母の13回忌に出席するために
九州に帰省してきました。
祖母は大腸ガンで亡くなったのですが、末期のガンだったのに、最後まで痛みが全くなく、痛み止めや薬を全く飲まずに生ききりました。最後の日も自分で自力でトイレに行ってたそうです。
ガンが見つかったのは、12年前の春。
私と当時2歳だった娘が香港から帰省した後のことでした。祖母は年老いていましたし、末期でしたので、手術もできず、そのまま自宅でお手当や食養(マクロビオティック)の介護がはじまり、私は病気がわかったあとは一度も会うことなく、祖母は8月末に他界しました。
祖母が亡くなって、お葬式が終わり、
香港に戻って普段の生活に戻っていた時に、
ある晩祖母が夢に出てきました。
実家のベッドで目を覚ました私に祖母は「はよ参らんね。」と言ったのです。
翌朝母に電話し、「おばあちゃんが夢にでてきて、はよ参らんね。て言われた。」と伝えたところ、母が、今日はおばあちゃんが亡くなって100日目だから、おばあちゃんがお参りしなさいて言いにきたのかもしれないね。
と言いました。
母は昔から死後の世界などない、と言い切るタイプで、そんな母がそのようなことを言ったのは、私にとってとてもびっくりすることでした。
その日私は急いで祖母の好物だったいきなり団子(九州の名物かな?団子の生地の中に、芋餡と餡子が入ってて、蒸して食べます) を作り、祖母に手を合わせました。
祖母はいつもご先祖様を大切にしなさい。と言っていました。
わたしにとって、会ったことのないご先祖様を大切にするという感覚はよくわからないものでしたが、祖父母が亡くなった今、お仏壇にお供えものをしたり、ご挨拶したりするのは、とても自然なこととなりました。
ご先祖様のいのちが今のわたしや、娘のいのちになっているということを感じると、感謝の気持ちがわいてきます。
今回の帰省では、家族が私と娘が久しぶりに帰省したことをとても喜んでくれて、色々計画してくれたり、あたたかいなぁ。て感じる時間をたくさん過ごしてきました。
福岡空港で家族に別れるときに、ポロポロ涙がでて、ああ、わたし寂しいんだなぁ、て感じました。
家族と別れる時に涙したのは、高校で交換留学に行った時ぶりくらいもしれません。
別れ際の、ハグした母の肩が小さく感じて、「また頑張って、帰ってきなさい。」の言葉に母の愛を感じました。
7年前の祖母の七回忌では、朝から雨だったのに法事の行われたお寺の上だけが晴れてたのがとても印象的で、祖母のちから(祖母はスピリチュアルな感覚がつよめの人だったので)は今でも健在だなぁと感じたのですが、今回も、法事の前は数日間ずっと雨で、法事の朝までは雨が降ってたのに(娘と、天に向かって、今日くらい晴れてくれ!とボヤいていました。💧) 10時くらいから青空がのぞき、一日天気がよかったのです。後で、叔母が、あれ、おばあちゃんだよね!て言ってて、私もそう思うよー!て嬉しくなりました。
亡くなって12年経った今でも私たちの心の中にいるおばあちゃん。
今回も、家族との大切な時間をありがとうございました。
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