Kibokoでのランチイベントでした

昨日は、新宿Kibokoでのランチイベントでした。

初めましてのお客さまもいらっしゃり、ブログを読んで共感してくださったとのお声もあり、出会いが嬉しかったです。

昨日のイベントでは、自然派ワインとあうお食事をと意識して、どのお料理も洋風に仕上げていきました。
中でも「切り干し大根の洋風煮」と
「洋風炊き込みリゾット」は、新たなレシピを考えて取り組んだので、お客さまの反応が気になってましたが、「目からウロコでした」と言われたり、美味しかったです!と喜んでいただけて、何よりでした。


わたしは基本的に出汁はとりません。
煮物などに昆布を使った出汁、動物性たんぱく質を普段から多くとっていらっしゃる方には、しいたけ出汁でスープを作ることはありますが、
野菜の旨みが出汁にもまさる美味しさだと思っているので、出汁はとらずに料理をすることが多いです。

化学調味料を使ってない野菜のみの顆粒コンソメや出汁もありますが、ほんの少しだけ使っただけでも、コンソメの味になっちゃって、野菜本来の繊細さが失われるのが嫌で、使わない選択をしています。

そんな中で、切り干し大根の臭みをどうとるか、は課題で、できるだけシンプルに、臭みを旨みに変える方法を意識しながら作りました。

例えば白ワインなどのお酒の力を使えば、簡単にクリアできる繊細なコクのギリギリの線を、どうお酒を使わずにスッキリ仕上げていくか。
いつもは何品か平行して作るのですが、ちょっとでも味がズレるのが嫌で、ものすごく集中して作りました、、

洋風炊き込みリゾットも、経験からこうしたらこうなるだろうという感覚はわかるのですが、実際作ってみないとわからない、というところで、緊張感を感じながら作り上げていきました。
ニンニクを入れるか入れないかも少し迷いましたが、入れなくても美味しくできると感じたため、入れませんでした。
しっかり材料から旨みがでていて、自分でも美味しくできた...と嬉しくなる一品でした。

わたしは自分の料理にそれなりのこだわりを持って活動していて、自分の美味しいと思うラインを表現していますが、自分がよいと思うものを他の人たちがいいと思うとは限らないという点で、いつも、お客さまからのフィードバックをいただくまでは、大丈夫だったかなぁ...とドキドキしてしまうところがあります。かなり小心者です。笑
自分の料理に対して、後になってもっとこうしたらよかったと感じることも多く、その反省点を次に生かすようにしています。
経験と学びはいつもセットです。

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